三玲ちゃんの咳が気になるから聴診器を取りにリビングまできた。






「あ、叶斗?三玲ちゃん大丈夫か?」







「いや、今咳が出てきてな、ちょっと聴診する。」








「叶斗!?三玲咳でてんの?!」








「そうだけど…?」







「聴診器は真奈がもってくから三玲みてて!三玲喘息もってる!奏は三玲のバックから吸入器探して!多分あると思う!」







「そうなのか!?わかった!じゃよろしくな!」










喘息なのか?そんなの聞いてねぇ!今も苦しんでるかもしれない!早く早く!







バンッ!
勢いよく三玲ちゃんのいる部屋のドアを開けるとそこにはぐったりとして弱々しく咳をしている三玲ちゃんがいた








「ケホッ…ケホッ……コホッゴホッ!……」








「三玲ちゃん?聞こえるかな?聞こえたら手握って!三玲ちゃん??」








ほんのすこしだが握ってくれた
良かった!








「三玲ちゃん?ゆっくりと息してね!意識頑張って保って!」










ちょうどそこに…








「おい!叶斗!吸入器だ!」










「ありがとう!三玲ちゃんゆっくりでいいから俺が合図したら吸ってね!……
はい!吸って~~!吐いて~~!吸って~~!吐いて~~!」








「スゥーゲホッコホッハァーゲホッスゥーゥハァーゲホッコホッ」







「いいよ!その調子!続けてー!」







「スゥーハアッハァーコホッスゥーハァーもう…平気です…」













はぁー良かったぁー!









「三玲ちゃん疲れたでしょ?眠っても大丈夫だよ♪お疲れ様」







そういうと三玲ちゃんはすぐ眠りについた。