緑色の大きな瞳がポカンとしながら俺を見つめている。 げっ、やっべ!! 「わ、悪ぃ…」 慌てて退けようとしたら真っ赤になったマリアがサッと顔を背けた。 ガチで怒らせたかもしんねぇ…。 さっさと帰ろうと思って今度こそ避けようとしたらマリアの首筋に何かに噛まれた赤い痕が残ってあのが目に入った。 あー、なんだ彼氏かぁ? 随分おもいきり噛んだな、可哀想に… 視線に気付いたマリアは はっ!っして俺が見ていた首筋の傷を手で隠した。