吸血鬼の彼「」と人間の彼女『』


『ねぇねぇ、吸血鬼って血好きじゃん?それなのに私一回も血吸われたことないんだけど』


「吸われたいのかよ」


『うーーん、痛そうだから嫌!』


「じゃあ、なんで聞いたんだよ...」


『それはさぁ、よく漫画とかでちょっとセクシーな展開とかであるからじゃん?それと私の好奇心』


「へぇ」


『へぇ、じゃないよ。イケメンなんだからそういうのちゃんと提供してもらわないと困るよ?私が』


「大体な、吸血鬼だって進化してんだよ。もうあれだよ?人の血吸うのとか古いからね。今の時代パックだから」


『パック?』


ピンポーン


「あ、ちょうど良かった見せてやるから待ってろ」


『?』



彼は大きな段ボールをテーブルの上においた


「ほらこれ」


『吸血鬼専用血まみれジュース...だと』


「ちなみに甘さ控えめのやつな。」


『紙パックってことね、だからいつも燃えるごみ多かったのか』


「そういうこと」