「なんでもそうだけどさ、努力と結果は自信に繋がるから。でもそう考えたらあの子は翔平には合ってるんじゃないの」



ほら、合ってると言われるだけで少し嬉しくなってしまう。


合う男になればいいんだよな。

釣り合わないって言われたら足りないのは僕の努力でしかない。


そう考えたら彼女を好きってだけで、なんでも出来る気がする。




「っていうか祐介はなに目線だよ」


「まあ、俺のほうが前から彼女いたし」



そう笑う祐介につられて笑う。


祐介と話すと考えがまとまることが多い。

大切な友達だ。