今日は僕が来るからと集まったようだけど、基本的には自由参加。


部室にいることもあれば、図書室を利用することもある。




部室には冷蔵庫やポットがあって、きちんと片付ける約束で飲食も自由だという。


部室での過ごし方は自由で読書しても良し、勉強しても良し、作品を書くのも良し。


会話も自由だけど、活動している人の邪魔しないこと。


新しい部員が入るときや、文化祭前などで召集されたときはなるべく集まる。





そんな文芸部の決まりごとを三年生の人に教えられ、特に断る理由もなかった僕は入部を決めた。



あと部室が居心地良さそうだったというのも理由になるかもしれない。



図書室のような大きい机があり、窓の近くにはソファも並んでいる。

冷蔵庫とポットの側には紅茶や珈琲が並べられている。


四階の校舎の端のほうとだけあって、騒がしくない。

ちょうどいい大きさくらいの運動部の声と吹奏楽の音が聞こえてくる。



勉強するにも本を読むにもいい環境だと思った。