彼女を見て周囲がざわつく。





この学校には内部からの入学が八割いるといったとおり、外部からの入学は二割しかいない。



新入生代表の挨拶は全員が同じ試験を受けて、一位だった人が行うことになっているが、毎年内部の人になることがほとんどだった。




それが外部からの入学者であり、頭良さそうとはお世辞にも言えない彼女が壇上に立っているのだから、それだけで好奇の目で見られるのは当然だった。