それにしょうちゃんの言葉を考えると、何年か先まで私といることを当たり前に考えてくれているということになる。



「うれしい」


その言葉でもう一度しょうちゃんと視線が合う。




「しょうちゃん好き」


「うん、知ってる」



私が抱きつくと珍しくすぐに受け入れるしょうちゃん。



外だからとか朝だからとか言われると思ったんだけどな。


受け入れてくれてはいるも、しょうちゃんの胸の鼓動は早い。


少しの緊張が伝わってくる。




それを掻き消すように口を開いた。



「私ばっかりもらってる。私もしょうちゃんの喜ぶことしたい」


「じゃあ夏休みはたくさんデートしよう」



「それはするつもりだったし、私も嬉しいからもっと他のこと」






「じゃあ花火見に行こう。みなみの浴衣姿見たい」