彼女が純平のお土産を選んでいるときに、目についたものがあった。



そういえば明日で一ヶ月だな。


祐介たちは毎月記念日とか言って決まってデートしてるけど、彼女がそういうことを口に出すことは全くなかった。



誕生日とかクリスマスとか行事が好きだから、てっきりそういうのもやりたいって言うと思ったけれど。


体育祭で忙しかったし、忘れているのだろうか。




目についたものを手に取る。


こういうの好きそうだな。


プレゼントしたら喜んでくれるだろうか。




深く考えずに僕はそれを持って会計へ向かった。