「んー、みなみの隣立つため。でも継続しないと……」


計算式を解きながら少し上の空で答えてから、しまったと思って彼女のほうに振り向く。

本人にそのまま言うのはさすがに恥ずかしい。



すると彼女は少し頬を染めて、ベッドから降りて僕へ抱きついてきた。




だから、いつも急なんだよ。

ぐいぐい来られると我慢する自信がないから、二人きりの日は来てほしくないのに。



「ちょっと、みなみ」


「いいじゃん。あれからしょうちゃん全然触れてくれないし、二人のときくらいいいじゃん」



その二人のときのほうがヤバいということを、彼女はまだあまり分かっていない。