君の黒は冷たくて。 触れるたびに痛かった。 でも、怖がらずにゆっくりと繋がれば、温かくて、優しい。 とても綺麗で純真で、凛々しい黒だった。 そんな黒を、私は汚してしまうだろう。 本人の気づかないままに。 私の白は、見た目だけの美しさ。 奥に入れば入るほど、醜い色になる。 ごめんね。 だから、君とはきっと、いつまでも一緒にいられない。 私の白が、君の純黒を、灰色にしてしまうから。