「答えないなら、答えるまで、
ベッドの上で監禁して出さないけど?」

なっ

「それとも、キスの方がよかった?」


ドキッ

「・・・ちゃったもん」

「あ?」

「きれいな女の人と歩いてるのを見ちゃったんだもん」

「は?女?」

一体誰だとでも言うような顔をする悠翔

「昨日の夕方。いつものスーパーに」
そう言うと

「あぁ。そういう事か」
そういう事・・・?
それって一体・・・

「アイツは・・・」

「やっぱりいい。」

「奈未?聞け」

「聞かない」

「奈未!いいから聞け!」

ビクッとしたあたしを
起き上がらせて悠翔の膝の上に乗せられたあたし

「アイツは、俺の女じゃないしするつもりもない」

え?

「大体あんな男みたいな女、誰が好きになるか」

男みたいな、女?

「第一アイツお前のおばにあたる人だぞ?」

あたしのおば?

「理事長の嫁だ」

!?

「奈未はそれを勘違いしたわけだ?で
ヤキモチ妬いた挙句帰ろうとしたと」

「うぅ・・」

「バーカ。一緒に住んで、寝て
よそ見したら、他の男の所に行きそうなやつがここにいるのに
他の女なんて見てられるか」

「・・・!」

「お前は、これからも俺だけを見てればいい」

「はい・・・」