街を走っているとコースが変わり
行先は分かるため私は窓を締めて
音楽に乗って楽しんでいた。
「これまじで好きー♪」
「知ってるよ」
「さっすがー」
「そりゃ嫌でも覚えるわ、乗せる度何回リピートで聞いてると思ってんだよ」
「けど、橙真も好きだって言ってたじゃん」
「聴きすぎて飽きたっつーの」
「アハッハ…」
橙真の車に初めて乗った時この曲を知り
それ以来橙真の車に乗る度約1年
毎回この曲をリピートで聴いている
「もうすぐで着くよ」
山に登り始めて10分
私は車から降り夜景を見る
みんなはみんなで話していた。



