時間は過ぎていき授業が終わり
みんな同じクラスだから終わると共に


「瑠美も今日来るんだろ?」


「あ、橙真!もちろん行くよー」


「じゃあこのまま行ける?一旦帰りたい?」


「平気平気、このまま行くよ」


そう言うと学校の駐車場まで私達4人は向かい
3人それぞれ車に乗る
橙真が窓を開けて私に声をかける

「乗れば?」


「え、いいの?」


「いいよ」
助手席に座りみんなが車を吹かして出発を待つ



正直言うとみんなそれぞれ運転は上手いけど
橙真が1番安心して乗れるんだ
運転しても性格変わらないし、なにより荒くない


学校を出て私達は街に繰り出し
猛スピードで走り抜ける



ーーーヴゥーンヴゥーンブォン



私はマスクを付け窓を開けて箱乗りをし
走り抜ける風に当たる


クゥー!!気持ちぃ!!!


「……からあ…ま……なよ?!」


「なーにー!!」


聞き取れないで聞き返すと橙真は私の右手を
引っ張り聞こえるように言った


「危ねぇからあんまり乗り出すなよって」


「分かってるよ♪」


「分かってねぇから言ってんだろ」

そんな事を言われてもお構いなく乗り出す私