どこからか聞こえてくる力強い声
誰だろ…この声…
私、知らない
誰なの
知らない声が私を呼ぶから
怖くて怖くて堪らなかった
だからまだ目の前にいるみんなの元へ
走って駆け寄ろと1本2歩と踏み出した時
「瑠美…行くな!!!」
「そっちじゃない、こっちだ!!!」
私を必死に呼ぶ誰か
思わず振り返っても誰もいない
何もないこの空間
「姉ちゃん戻ってきて…」
颯馬…?
颯馬の声に私はまた反応する
どこにいるの、颯馬
出てきてよ
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