未来へ続く道



「命は取り留めました。後は彼次第でしょう」



私は力なく床に座り込み
陽斗は私を支えてくれた



「…あ、ありがとう…ございました…」

先生は一礼して中へ戻って行き
颯馬の寝てるベッドが運ばれてくる


「…そ、ま…颯馬!!よく頑張ったね、
さすが私の弟だ…」

颯馬のベッドにくっつき歩きながら
颯馬に話しかけた



みんなも颯馬に駆け寄り顔を見ては
涙を流し安心した顔つきに戻った



病室に付き

「今日はもうみんな帰りな、私が見てるから」

疲れてるであろうみんなにそう声をかけみんな帰っていき、陽斗だけは颯馬の傍から
離れずに居た