未来へ続く道



手術室の前の椅子に座ると
陽斗の体は震えていた


だから私は陽斗の手を握り

「大丈夫!!颯馬は絶対大丈夫だから!!」



陽斗と私以外のメンバーはみんな立っていて
みんな不安そうな顔をしていた

私がしっかりしなきゃ
私がみんなと一緒のように不安になってちゃダメ
颯馬を信じるんだ



それから1時間後ランプは消え
私達は立ち上がった


ーーウィーン


ドアが開き先生が出てくる



「先生!!颯馬は!!颯馬は大丈夫なんですか?!」



「ご家族の方でしょうか」



「はい、姉です」