「どした急に、珍しじゃん」



「声聞きたくなっただけ」

ドキッ
柚月の何気ない一言で私はこうやって
ドキドキするようになって
このドキドキでさえも幸せを感じる



「瑠美大切にする」



「柚月…ありがとう」

嬉しくて恥ずかしくて
なんとも言えない感情が溢れ出るんだ



「姉ちゃーん」



「ちょ、ごめん!!待ってて、なにー?!」



「風呂空いた」



「はいはーい、もう少しで入る」



「ぷッ早く風呂入れよ」



「うん、じゃあまた明日」



「おう」

電話を切り私はお風呂に入る


「先寝るわ」

そう言うと颯馬は先に寝に行き
私もちゃちゃっと済ませた