聞いたらダメな気がした
誰でも知られなくない過去はある
もし、その1部に触れたとしたら
大輝達はどう思うだろう

私なら嫌だ



その後から大輝と橙真は黙ったままで
沈黙を破ったのは柚月だった



「そろそろ降りようぜ」



「だな」



「うん」

大輝達も賛成みたいで
私は何も言わず柚月の車に乗り込もうと
した時空き缶だけ捨てようと思い
捨てに行った



「あんた、さっき俺らのこと見てたよな」

ゴミを捨てて戻ってる時後ろから声をかけられた
そこに居たのはあの二人組だった