…ってだからそこが問題じゃない!
「あ?決めただろ?出掛ける方がチューして出ていくって"3日前くらい"に」
「いやいや!それ3日前くらいに話してな…」
『よし。決めた』
『いきなり何を決めたの?』
『出掛ける方がチューして出ていく…名付けて行ってきますのチュー!』
『そんなのあたしがすると思ってるの?』
『やらねぇとお仕置きだならな?澪はお仕置き好きだもんな~』
『絶対にやだわ!』
は、話してた……っ!
思い出したことを表情に出してしまい、テツはニヤリと笑ってあたしの腰に腕を回してガッチリと固定した。
「んじゃ、改めてどーぞ」
「え、は!?するわけないでしょ!?」
「そうか。自らお仕置きを選ぶんだな澪は」
「うっ……」
ニヤニヤと笑ってあたしの額に自分のをコツンとくっつけるこの巨人はほんとに性格が悪い。
早く行かないと入学式に遅れるしもうこうなったらどうにでもなれだ!



