教室だと影が薄くなってたあたしにも声をかけてくれる人がいた!
嬉しくて声のした方を勢いよく向いた。
パッチリとした二重に長いまつ毛はくるんと上を向いている。
そしてモカ色の落ち着いた髪色かと思えばピンクのインナーカラーがチラリと覗く。
めちゃ可愛いと思ったと同時にザ・都会の子に声をかけられたと人見知り発動。
「え、あ、驚かせちゃった…よね!?
ごめん!一人でいるのを見たらつい…私も一人だったから寂しくて…っ!」
「え、そ、そうなの…っ!?」
こんな可愛い都会っ子が一人でいたなんてと驚きを隠せずに目を丸くした。
せっかく声をかけてもらったからと彼女の隣の席に座った。
「よかった~!教室入ったらもうこんな感じでみんな盛り上がってたから声かけづらくてさ!」
「あ、あたしも!この教室が都会に見えたし…!」
「分かる分かる!私、宮城から来たからほんと東京が怖いと思ったよ…」
彼女の発言にあたしは耳を疑った。



