「どこ行ってたの?あなたは阿木野リゾートの後継者なんだから勝手なことしないでちょうだい。」

由佳理はそれだけ言い、自分の部屋へ帰っていった。

「それだけを言いに来たのか。」

自分はこの家を守るためにこれからも生きるのだとそう思うのだった。


風呂へいき、自室へ戻るのだった。
なかなか寝付けない悟、しずかの笑顔が頭から離れない。

「はぁ、どうしてだ…明日は仕事が休みだからいいが、こんなことはじめてだ。」

はじめて感じる感情に戸惑う悟であった。

そうこうしているうちに朝になっていた。

「もう朝か…」

無駄にデカイベットから起き、朝食を食べにリビングへ行った。