ロナウドとバンビは、大鷲(おおわし)に化けた。
洋介は、ランドセルに薬を詰め込むが、後ろ髪を引かれる思いだった。悪いことなんだ。でもお父さんの命がかかっている。心が痛む洋介であった。
ロナウド
「いいかバンビ、俺がおとりになる。その隙に、洋介をつれて逃げてくれ」
ロナウドは、そう言うと天井のガラスを突き破り警察官がいる方に向かった。
バンビ
「さぁー洋介行くわよ!私の背中に乗って!」
洋介
「うん。バンビありがとう」
ロナウドは、一羽?いや一匹で警察の注意をひくように、何回も低空飛行でドームの上を旋回した。
そのおかげで、洋介を乗せた大鷲のバンビは、上手く脱出することができたのだった。
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