洋介は豚の貯金箱を壊し有りったけのお金を財布に入れました。



そしてランドセルには、お菓子とパンを入るだけ詰め込んだのである。



こうして、洋介の旅が始まった。



お父さんのいる病院は、家から十二キロ離れている。






洋介は、胸を張ってゆっくりと歩き始めたのです。



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