洋介は豚の貯金箱を壊し有りったけのお金を財布に入れました。 そしてランドセルには、お菓子とパンを入るだけ詰め込んだのである。 こうして、洋介の旅が始まった。 お父さんのいる病院は、家から十二キロ離れている。 洋介は、胸を張ってゆっくりと歩き始めたのです。 ***************