洋介のお父さんは、大病院の最上階にある702号室だった。



ロナウド
「さあ、洋介行きなさい。私たちは、ここで待っている」



洋介
「うん。わかった。じゃーみんな行ってくるね」



洋介は、エレベーターを使わずに、ゆっくりと階段を上り始めた。



洋介は、エレベターが嫌いだった。



どこかに、連れて行かれそうで、怖くて一人では乗れないのです。



洋介は、階段を上る度に、お父さんと遊んだ想い出が頭の中を駆け巡ったのである。





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