「ニャ」【あっ人間の声がする】 洋介と母親の節子が帰ってきた。 「お父さん大丈夫だから、もう学校に行きなさい」 「いやだ!また、すぐにお父さんの病院に行く!」 「いいから、学校に行きなさい」 「ふぇーん…えーん」 洋介は決めていた。 ひとりで隣町にある病院に行こう。 僕がお父さんを助けるんだ。 ***************