「琴美ちゃんも食べてね」

優弥達に聞いたのか、おばさんは琴美にもオムライスとスープを用意していた。

「神田さんから連絡なかったから俺らは先に飯食っちゃったよ」

自分の家でもないのに河野がそんな事を言いながら部屋にあった私の上着を肩に掛けてくれた。

優弥は何故か仏頂面で部屋のミニテーブルに琴美のオムライスと私のうどんを並べた。

「私達はリビングにいるから二人とも温かいうちに食べちゃってね」

おばさんはそう言って優弥と河野をリビングへと引っ張って行った。

なので琴美と二人、再び話しに花を咲かせながら用意してくれた夕飯食べはじめた。