マジで理乃に拒絶されてるなら…
宮下と俺が付き合ってないと納得させても意味がない。


最悪の事態を感じて、何も言えずに理乃の隣りに座った。

「あ。宮下さん、私に話しがあるんでしょ?だったら宮下さんがこっちに座ったら?」

理乃の声が俺をドン底に突き落とした。


「いえ、そんなっ!河野の先輩の横は白井先輩しかいませんから」

笑顔の宮下の言葉がお世辞にしか聞こえない…。


「それに、河野先輩にも同じ相談をしてたので話は知ってますから」

「あの…。私、部外者だけど…
宮下さんの相談を聞いちゃってもいいの?」

「はい。大丈夫です。
私、白井先輩のファンなんで神田先輩のことも、河野先輩に聞きました。
白井先輩の親友なら問題無いです」