長い梅雨が明けた日


寝ている理乃の頬にかかる髪を避けてそのまま梳くように髪をいじる。

昨夜もこうして寝ている理乃の髪をいじっていた。

猫っ毛で柔らかいがクセの無い髪。
つい先日までこの感触すら知らなかった。


いつも近くにいたのにな…


理乃を意識するようになってからは無意識に触れないようにしていたから。


幼馴染みだけど彼氏じゃないーー


その思いから、更に触れてはいけないと思うようになったのは健二と知り合ってからだ。

俺が健二とつるむようになったせいで理乃の視界に健二が映るようになった。


それがちょうど中2の時だーー