だから熱があるのかと思ったが今はそうでもなさそうだ。
だけど、派手に転んだような擦り傷や捻挫。
また熱が出てもおかしくない状態。
だから俺はせめてベッドに連れて行こうと決めた。
理乃が嫌がっても抱いていくつもりで、先に理乃の部屋に荷物を置いた。
理乃をそのまま寝かせる為に掛け布団を隅にやってドアも開けっ放しで固定した。
制服を脱がす事は流石に出来ないからそれは後で文句を言われてもいい。
とにかく理乃を休ませようとリビングのドアも開け放して理乃に声をかけた。
「理乃、ベッドに連れてくぞ」
嫌がっても連れてく覚悟だったからすぐに膝裏と背中に手を掛けて抱きあげようとした。

