頬から下って、親指でぷっくりとした下唇に触れた。 唇も信じられないくらい柔らかい。 「……ふふっ」 良い夢でも見ているのか、笑みを浮かべる宮原。 ばーか。のんきに笑ってる場合かよ。 「……襲われるぞおまえ」