「あ~、水萌ちゃんのたまご焼きおいしかったなぁ~。 あのお弁当、水萌ちゃん自分で作ってるらしいよ、意外と料理上手なんだって、なんかギャップだよねぇ~」 この話を聞くのは本日6回目だ。 今日も長い一日が終わりやっと放課後。 柊平はお昼にあの変人女から奪ったたまご焼きがよっぽど美味しかったらしく、その話ばかりしている。