「なななななな、なにっ!?!?」 「どもりすぎ」 「だだだって、朝比奈くんのお手が私に触れるなんて冷静にいられるだろうか?いや、いられない!」 「なんで反語? パンだけ置いてさっさと帰んなくてもよくね、って言ってんだけど」 「……と、いいますと…?」 朝比奈くんはもうお決まりになってきたため息をつくと、私の手首を引っ張って廊下に連れ出した。 「うぜーくらい毎日来んだから、 …飯もついでに食ってけば、って言ってんだけど」