「あんた、さっきから何言って…っ、」 立ち上がった女子の一人が、私の後ろに視線を留めるとサッと顔を青くした。 「あっ、朝比奈くん…!?」 「の、親友の俺もいるよ~」 柊平くんが立ち上がって私の隣にやってくる。そして私の肩に勝手に腕をまわすと言った。 「俺らの大事な王子の悪口言わないでくれる? ちなみに俺は常時彼女募集中だよ?ま、一番にはしてあげないけどね~、君たちみたいな性格ブスは♪」 ヘラッと笑う柊平くんを3人は睨みつけると 「もう行こ!」とそそくさと逃げるように出ていった。