おでこに。 瞼の上に。 ほっぺに。 そして、唇に。 降り注ぐキスを受けながら、私はギュッと朝比奈くんにしがみつくように、彼の首に腕をまわした。 朝比奈くん。 朝比奈くん。 「……宮原」 朝比奈くんが掠れた声で私の名前を呼んだ。 「好きだ。…水萌」