「とりあえずすぐ出家しようとするのはやめてくれる?」
「で、でもこんな煩悩まみれの彼女なんて朝比奈くんも嫌なんじゃ…」
「…どっちがまみれてるんだかね」
呟くような声と一緒に、手首をつかんでベッドの上に押し倒された。
「ついでに、自分だけが好きをグレードアップさせてると思わないでよ」
「え…」
「こっちだって…必死なんだよ」
すぐ目の前に、朝比奈くんの瞳。
まっすぐ私を射抜く瞳に私が、私だけが映ってる。
「宮原のこと怖がらせたくないって思ってたけど…優しすぎたかな」
「え?」
「もう遠慮しないから」



