朝比奈くんは私の部屋のドアを乱暴に足で開けた。


そのままドサッとベッドの上に私を転がして、すかさずその上に覆いかぶさるように私を見下ろす。



「朝比奈くん…ど、どうしたの?やっぱりベッドで寝たい、とか…でも残念ながら私のベッド割と固めなんだけどそれでもいい「もう黙って」




真上から熱帯びた視線に射抜かれる。




「朝比奈くん…?」




慣れない空気に思わず弱弱しくなった声で呼ぶと、朝比奈くんはぐ、と唇をかみしめて。



そのまま私の首筋に唇をおとした。




「ひゃ!?ああああああ朝比奈くん!?!?」



「…こーゆうことされたかったんじゃねーの?」



「ちょっ、くすぐった…」



「こーゆうことされないから、俺が…好きじゃないと思ったんだろ?」