「だって…私と朝比奈くんて、その一応…かっカップルじゃん?付き合ってたらいつかはするだろーし!どうせするんなら早めに済ましとこうかと!」



「…夏休みの宿題かよ。別に義務感でする必要は…」



「義務感とかじゃないよ!」




朝比奈くんの目を見て力強く言う。




「私、朝比奈くんと一緒にいたいし、ずっとずっと一緒にいるつもりだから!だから…そーゆうことも、朝比奈くんとなら、って思ったんだよ」


「………」


「で、でも、私やっぱり朝比奈くん至上主義だから朝比奈くんの幸せが一番だし、私ともう付き合うのが無理って言うなら少しいやかなり死ぬほど嫌だけど、わ、別れ…」


「変わんねーな」


「え?」



「俺の気持ちが全然伝わってないとこ」





朝比奈くんがゆっくりソファから立ち上がって私の前に立つ。





「誰が誰を好きじゃないって?」