「ねえねえ見て莉真ちゃん!これ可愛くない!?」


「可愛いけどー…今回はダメー」



莉真ちゃんが私が手にしていた下着を戻す。



莉真ちゃんに連れてこられたのは有名なランジェリーショップ。




可愛い下着たちや、ルームウェアを前にあがる私のテンション!




「あっこっちのパジャマ可愛い!買おうかな~」



「あのさあ」



腕組をした莉真ちゃんがため息をついた。




「水萌、今日の目的忘れてるでしょ?明日のお泊りに向けての勝負下着買いにきたんでしょーが!」



「ちょちょちょちょちょっ!莉真ちゃん声が大きいよっ!!!」




そりゃ忘れてるわけないよ。


ちょーっと現実逃避してただけで…




「だって…しししし勝負下着とか買ったことも見たこともないわけですしっ…」



「だからこうして選びに来てるんじゃん」




莉真ちゃんがハンガーを手にとった。




「あ、これとかいいんじゃない?」