【拝啓。突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま……】




以下省略。


で、いいだろ。








「おいっ捨てるなってもったいない!」




ゴミ箱から勝手にそれを救出した柊平(しゅうへい)が勝手に続きを読みだした。





「…つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きました」





声に出すのかよ!





「私と交際して頂くにあたりまして、貴殿には以下のメリットがございます。一つ、毎日手作り弁当を提供致します。(和洋中のリクエスト可)。一つ、毎日モーニングコールを致します。(朝が弱そうな貴殿に最適!)一つ、随時お申し付けください。

前向きにご検討頂けると幸いです。敬具。



…ブッ!何このラブレター…!!」






声も出せないほど笑ってる柊平。





「これ……ラブレターなのか…?」



「いやそうだろ、交際して頂きたいって書いてあるし(笑)」