「架純ってコロッコロ彼氏変わるよね〜。」

高校からの香水がキツめなクラスメイト。名前なんだっけ。「そうかなー?」なんて適当に返すと、相変わらず汚いものを見るような目で「ワタシは一途だからな〜。」と、聞いてもいないのにやんわりと私の恋愛を否定される。

「あ、架純!昼休み終わるよー!」
「いまいくねー。」

後ろから鼻で笑った音が聞こえたけど、正直あなたの恋愛にもあなたにも興味がない。私を否定する人はみんな嫌い。

そう心の中で悪態をついて次の授業の席に向かう。