帰りの電車は、今日の水族館の話とか、学校の話をして

時間はあっという間に過ぎて気付けば家の前に到着していた


「じゃあ、陽菜ちゃん今日はありがとね」


ずっと繋いでいた手を離されて

なんだか凄く寂しく感じてしまう

まだ帰りたくないな・・・



「陽菜ちゃん?入らないの?」


なかなか家に入らない私を見て不思議そうにそう聞いてくる三浦先輩に



「・・・まだ、帰りたくない・・・」



と。