──────2年後 「あ、三浦くーん!」 とある男性に1人の女性が声をかけている 「今日サークルメンバーでカラオケ行こうと思うんだけど行かない?」 「今日デートなんですよ」 「すみません」と小さく笑った彼は、まるで愛しい何かを愛でるような笑顔 彼の名前は三浦 雪 明るい茶髪は高校時代より少し伸びて、大人っぽさが増した 相変わらずモテモテな雪は、女性に誘われると必ず「彼女がいるので」と断りを入れているらしい