啄むような口付けをした後、雪くんは新幹線に乗り込んで


雪くんの顔を見ると、雪くんも涙を流していた


「っ、く・・・ふ・・・」

「陽菜、笑って」

「っ・・・雪くん


絶対、絶対絶対京都に行きますからっ・・・」



そう、私は無理矢理笑顔を作ってそう言った

そして、私たちは声を揃えて



『またね』



そう言ったとき、新幹線の扉が閉まった