──────帰り道


カラカラと2人分の下駄の音を聞きながら、帰り道を歩いている

三浦先輩と過ごす時間はやっぱりあっという間・・・


「花火綺麗だったね、陽菜ちゃん」

「はっ・・・はいっ、とっても綺麗でした」


微笑んでそう言うと「陽菜ちゃん」と名前を呼ばれ、三浦先輩のほうへ顔を向けると


シャラン・・・と首元にひんやりした何かを付けられた