「お風呂、ありがとうございました。」
「う、うん。あ、ドライヤー持ってくるね!」
襲っちゃいそう………。
理性保てるかな………。
ドライヤーを持ちに洗面所に行き、そんな事を思う。
これから、一緒に暮らしていくんだよね………。
自然と頬が緩んでくる。
今の俺の顔、絶対キモい。
なんとか顔を引き締めて、ドライヤーを手にリビングに戻ると、優愛ちゃんがこちらを向いた。
「乾かすね。」
「え、いや、自分で出来ますっ。」
「俺がやりたいの!はい、前座って。」
半ば強引に足の間に優愛ちゃんを座らせると、「ありがとうございます。」と小さく呟いた。