「それでさ、優愛ちゃん、俺ん家に住まわせようと思って。」
家具やら服やら買ったし、事後報告になったけど、一応親父には報告しとかなきゃな。
『おぉー、いいじゃねーか!ま、施設行くより翔琉の所居た方が春川さんも安心だろ。』
「おう。んで、昼間に買い物行って服とか必要な物買ってきた。」
『行動早っ!優愛ちゃんを守れるのはお前だけだ。ちゃんと傍に居てやれよ。』
「おう!」
電話を切り、そーっと寝室のドアを開け中に入る。
スヤスヤと眠る優愛ちゃん。
「可愛いなぁ………。」
益々好きという気持ちが強くなってくる。
優愛ちゃんを見るだけで、心臓が痛い程暴れる。
「暫く辛いだろうけど、一緒に頑張ろうね。」
優愛ちゃんの頭を撫でながらそう言うと、俺も眠くなってきて、そのまま目を瞑った。