母の暴走は止まらず、先生に対して質問責め。
“翔琉くん”なんて呼んでるし。
先生は困った顔をしながらも、母からの質問に答えていた。
「いい加減にして。」
ついにぶちギレた私は、母と先生を無理矢理引き剥がした。
「ほんっと恥ずかしい。あんたの男漁りの為に先生来てくれた訳じゃないの。私の家庭訪問の為なの。意味分かる?」
一度口を開いてしまえば、もう止まらない。
「家庭訪問っていうのは、家や学校での様子を話す時間なの。あんたは興味ないかもしれないけど、私の進路の事も話さなくちゃいけないの。もう高2だし。なのに何?あんたはいつも自分の事ばっかり。もういい。」
息継ぎもせず言い切った私は、スクバを持って家を飛び出した。
