先生の溺愛が止まりません



午後の授業もやり過ごし、今日は図書室には行かず帰る事にした。


前川先生に会いたくないっていう思いが強くてね。


もう、必要最低限だけで関わりたくない。


“家庭訪問”かぁ………。


あの人は、1回も家庭訪問に応じてくれた事なんてない。


正直、家に帰ってくるのなんて年に数回程度。


連絡しても、基本スルー。


ま、家賃やらお小遣いやらで毎月20万振り込んでくれるだけマシか。


そんな事を思いながら、家への道のりを歩いていく。


「一応、連絡しとくか。」


スマホを取り出し、あの人に“来週から家庭訪問あるから。”とメールをし、スマホをポケットに閉まった。