先生の溺愛が止まりません



「この後夜祭でね、花火が上がるみたいなんだ。」


ふとそんな話をし出した先生の方に顔を向けると、優しい笑顔で私と目を合わせてくる先生。


次の瞬間………


ヒュー………ドンッ………!


「………っ。」


花火が上がったと同時に、唇に暖かい何かが当たった。


それが先生の唇だという事を理解するのに、そう時間は掛からなかった。


「花火が上がったと同時にキスをすると、そのカップルは永遠に結ばれるってジンクスがあってね。俺は何があっても、優愛ちゃんの側に居たいし、優愛ちゃんが嫌だって拒否しても俺は離れない。ずっと優愛ちゃんを愛し続けると、ここに誓うよ。」


先生の言葉を聞いて、涙がポロポロと流れてくる。