「あ?別に1人抜けたって変わんねぇだろ。」


この人、日本語分からないのかな。


“生徒に触らないで”って言ってるのに“1人抜けたって変わんない”って、頭大丈夫?


なんて心の中で毒づいとく。


「他のお客様の迷惑です。出ていってください。」


ふと周りを見渡してみると、ジロジロとこちらを見るクラスメート達とお客さん。


まぁ、この不良(?)達の声が大きいから、しょうがないか。


「ちっ。行こうぜ。」


注目を浴びてる事に気付いたのか、不良達は教室から出て行った。


「ありがとうございました。」


「大丈夫だった?」


「はい。」


「頑張ってね。」


先生とそう会話して、私はまた接客をした。